私たちが毎日囲む食卓。それは単に「お腹を満たす場所」だけではなく、自分自身のからだ、そして私たちが暮らす地球そのものと深く繋がる大切な場所です。
私の食に対する哲学や、持続可能でエシカルな食作りへの想いの原点には、ひとりの大切な恩師との出会いがあります。食育の第一人者であり、長年私を導いてくださっている田中愛子先生です。出会ってから気づけば15年以上という月日が経ちました。
今回は、愛子先生から学んだ「食」の本当の意味、そして人生を豊かに変えてくれた「ハーブのある暮らし」についてお話ししたいと思います。
ただ「美味しい」だけじゃない。食の奥にある「いのち」と「地球の未来」
愛子先生からは、料理の技術や知識はもちろんのこと、食にまつわる本当に多くの大切なことを教えていただきました。その中でも、私の人生を根本から豊かに変えてくれたのが、「ハーブを自分で育てて、料理することの意味」です。
世の中にはたくさんの「美味しいもの」があふれています。しかし、先生の言葉はいつも、単なる美味しさの先にある「いのちの循環」や「地球の未来」へと繋がっていました。
食卓を豊かに変える「5つのステップ」
- 植える(土に触れ、種や苗を迎える)
- 育てる(光や水を与え、日々の変化を愛おしむ)
- 収穫する(自然の恵みをありがたく頂戴する)
- 料理する(ハーブの香りや彩りを活かして仕立てる)
- みんなで楽しくいただく(感謝とともに笑顔で囲む)
この一見シンプルで丁寧な5つのステップをハーブを通して体感・実践していくと、不思議と自分の内面や意識が変わっていくのが分かります。
小さなベランダや庭先で摘んだハーブを料理に一添えするだけで、食卓は単なる食事の場所から、地球と自分自身がしっかりと繋がり合える、とても温かく愛おしい場所へと変わっていくのです。
著書『What is Planetary Food』が教えてくれるエシカルな食べ方
田中愛子先生の著書である『What is Planetary Food』(プラネタリーフードとは何か)。
ここには、これからの時代を生きる私たちに必要な「地球のための健やかで、エシカルな食べ方」が美しくまとめられています。
私たちの身体をつくる食選びが、巡り巡って地球環境を保護し、持続可能な未来をつくる第一歩になる。この本を手にするたび、自分が何を選び、何を届けていくべきなのかという原点に立ち返らせてくれます。
今回、このような素晴らしい書籍の中に私自身も載せていただけたこと、本当に胸がいっぱいです。身に余る光栄であると同時に、深い感謝の気持ちで溢れています。
「しあわせの種」をこれからも大切に
出会った日から今まで、愛子先生がまき続けてくださった温かい言葉や食の哲学は、私の中で芽吹き、豊かな実りとなって支えてくれています。
先生からいただいたこの「しあわせの種」を、今度は私自身が大切に育て、たくさんの方々へ広げていきたいと考えています。
愛子先生、いつも本当にありがとうございます。これからも温かく見守っていただけたら嬉しいです。



