100年後の未来へつなぐもの――サグラダ・ファミリアから学んだ『妥協なき設計』の精神


スペイン・バルセロナへ、サグラダ・ファミリアへは2回目の訪問。
まさか2回もこの素晴らしい空間を感じることが出来るとは思ってもいませんでした。
想像を絶する迫力。しかし、何よりも私の心を打ったのは、その建築の背景にある「思想」です。
ガウディはそんな言葉を残しています。彼が描いた曲線の美しい設計は、単なるデザインではなく、自然の理(ことわり)そのものを写し取ったものでした。

「完成を急がない。ただし、妥協もしない。」
サグラダ・ファミリアは、着工から100年以上経った今も建設が続いています。
効率を追い求め、短期間で結果を出すことが求められる現代において、これほど贅沢で、これほど本質的な時間の使い方は他にないのではないでしょうか。

私は普段、志事を通して「食のエシカル」を追求しています。
国産の素材を選び、添加物を極力排除し、生産者の方々と共に循環できる仕組みを作ること。それは時に、コストやスピードの面で遠回りに見えることもあります。
しかし、サグラダ・ファミリアの荘厳な光の中で確信しました。




